『 取り返しのつかない失敗をしてしまった!』
仕事や人間関係で思いもよらないミスをやらかしてしまう事ってあります。
そんな時って落ち込みますよね・・・
まだ自分だけの問題で済めばいいのですが、相手がいる場合には多大な迷惑をかけてしまうので尚更です。
その失敗が致命的であればあるほど『 どうしてこんな事になってしまったんだ…』という後悔や今後に対する絶望感、罪悪感が襲ってきます。
自分で自分を責める( 自責の念 )が湧いて、どうしようもなく耐えれなくなってしまいます。
でもそこで潰れてしまっては未来はありません。
そんな状況に陥っている人のために、どのようにしたら素早く立ち直り、乗り越えていけるのか、その克服方法をいくつか書いていきます。
目次
気持ちを立て直す( マインドセット方法 )
まずはダメージを受けた気持ちの面を立て直さなければいけません。
そこに関係ない人はよくこんな風にアドバイスしてくれます。
『 やってしまったものは、もうどうしようもない。気持ちを切り替えて繰り返さないようにしてくしかないよ!』わかっています。でもそんな簡単に気持ちって切り替わりません…
当の本人は、その失敗が頭をよぎり引きずってしまっているんです。どうやって切り替えればいいのかが抜けています。そこが1番の問題なのに。。
その心の疲労と今後のプレシャーをどう跳ねのけていったらいいのかが重要です。
その為には、まず落ち込んでいる自分の状態はどうなっているのかを分析していきます。
バランスを立て直す
「 落ち込んだ状態 」とは後悔や不安ばかりが先行して、思考停止に陥り、体はそれに比べると余り疲れていない状態です。
精神の部分だけ突出して疲れているという、つまり精神( 感情 )と頭( 思考 )と体のバランスが崩れている状態ということです。
ならば、その崩れたバランスを取り戻すには、どうしたらいいか考えればいいですよね。
解決策は、精神力が弱ってある種、パニックになっている自分を納得させなければなりません。
「 何でこんなことになってしまったんだ…」「 どうしよう…」と後ろ向きな考えばかりだと納得させることはできませんね。
無理にでも前向きに考える!
前向きな答えが出せると、それが引き金となって行動しようという気持ちが芽生えてきます。
これが立ち直るキッカケになっていきます。
そして、適度に運動でもして体を疲れさせてください。精神と体が均等に疲れたらぐっすり眠れます。クヨクヨ考えていても何も変わらないのだから寝てしまいましょう。
寝ている間に心は回復していきます。頭が整理されるからです。
自分でコントロールできないものは考えない
コントロールできないことばかり考えていると、ネガティブになって落ち込む原因になります。
エネルギーをどうしようもならないことに使って消耗していてはいけません。
自分でコントロールできること・・・
自分の心と頭はコントロールできます。
ここを言葉をうまく使って説得させていくんです。
人間の脳は言葉を使うと、その言葉に対して思考が働くようになっています。その言葉に対しての仮説を証明したくなります。○○と言った瞬間に、その理由を探し始めるんですね。
その脳の特性を利用して、自分自身に前向きな質問を投げかけていきます。
私が失敗に対して、1番効果があった質問は、『 ライフデザインパートナーズ 』の浅川智仁氏から学んだ、自分に力を与えてくれる この質問でした。
- ここから何が学べるだろう?
- 今できる最高最善の行動は、何だろう?
- この経験は、未来のどんなギフトになるだろう?
こういった自分への質問にフォーカスしていくことで、沈んだ気持ちを別の感情にシフトさせていきます。
自分でコントロールできないものは、自分の中で放り出してしまうしかありません。
適切な結果( ゴール )にたどり着くためには、何をしなければならないのか、自分に質問を繰り返して答えを出していきます。
そしてネガティブな感情が浮かんで来たら、頭の中で生み出した言葉( インナーワード )を使ってクリアリングしていきます。
100回ネガティブになったら、101回クリアリングします。
すると…だんだんそのような考え方になってくるから不思議ですよ。
自分への質問は、現状を打破するためには、必要不可欠なものだということを認識していきましょう!
同じ失敗をしないプレシャーをはねのける( マインドセット方法 )
『 二度と同じ失敗を繰り返さないようにしなければ…』と自分に言いきかせますが、その思いが強ければ強いほど、かえってプレシャーに感じてしまう場合もあります。
そのプレシャーが、上手くいかなかったことに対してネガティブになり、自信をなくしてしまう原因になります。
そこで同じ失敗をしないためには、どのようにマインドセットをしていけばよいのでしょう。
失敗のフィードバックはしない
失敗のフィードバック( 過去の結果を振り返って、調整する )は、また同じ場面で臨むときにはしてはいけません。
その失敗が再びイメージ化してしまうからです。頭の中に残っている情動記憶( その時の恐怖感や嫌な気持ち )が呼び起こされてしまいます。
「 またやってしまったら どうしよう…」最悪の結果にコミットしてしまい、ミスした後の恐怖に支配されてしまいます。
これでは今の行動に集中できませんよね。
恐怖を違う感情に代えてしまうしかありません。
今できるベストなことだけにフォーカスしていく他はありません。
それには、成功したイメージで臨むのが1番です。『 大丈夫、うまくいく!』です。
上手くいった時のイメージを抱いてやるのが先決です。
自分と自分の失敗を切り離して考える
反省しなければいけないのは、自分のやってしまった失敗です。自分自身を責めてはいけません。その関係性を断ちましょう。
このショックが永遠に続くと錯覚してしまうから、立ち直れなくなってしまいます。
『 ほんの一時的に、自分の許容量を超えただけだ。』と思いましょう。短期的に物事を捉えてはけません。長期的なスパンで見れば精神的にも安定してきます。
そこで、思想家 中村天風先生の『 大宇宙の法則、人間は気体だ! 』の悟りが参考になるかは微妙ですが強烈な自信を与えてくれますので書いておきます。
『 今苦しんでいるのは俺の心と体ではあるが、俺自身じゃあない別物だ!』
肉体も心も、それは宇宙から貸し与えられた道具に過ぎない。人間がこの世に現れたのは、宇宙エネルギーという「 気 」をその源にしている。
この「 気 」が人間の脳髄の中の間脳に入る。そして間脳から心を通して肉体へ入る。
こうなれば怖いものなどない!気体であれば切られることも潰されることもない。
苦痛は俺の肉体が受けているだけで、俺自身は別なのだ。悩みは俺の心が困っているだけで俺自身じゃあない。俺は不死身の堂々たる気体なのだ。
俺という気体が心と肉体という道具を与えられて人間活動をしているのだ。
「 中村天風 自分から逃げるな 」より
このスケールの大きさ… ちっぽけなことでビクビクしている自分が恥ずかしくなります。
自分を客観的にみる
主観と客観で落ち込む度合いが180°変わってきます。
現状しか見えなくなっている自分から、一歩前の原因にアプローチしてみましょう。問題解決の糸口が見えてきます。
結果だけを直そうと考えすぎるとうまくいきません。行動を変えていきましょう。
その結果を生み出した原因にフォーカスしていくことです。
スポーツで言えばフォームを修正するということ。
原因がわかれば元に戻せます。
失敗からのマインドセット まとめ
どうでしょうか、要点は失敗してしまった後の考え方次第で、落ち込んで立ち直れなくなるのか、そこから何かを学んで前進していけるか、ということですね。
失敗したことを責めて自己批判する自分が、1番の原因です。
『 失敗したらどうしよう 』とプレシャーをかけているのも、やはり自分自身なのです。
積極思考というのは、確信の中から生まれます。確信は本人が納得できていないと湧いてきません。
それには裏付けが必要です。
マインド・知識・準備・練習量など『 これだけ~しているのだから大丈夫だ!』と思える何か、行動や気持ちを作っていくことが必要不可欠です。
さぁ、変えられない過去にクヨクヨしているよりも、汚名挽回、名誉回復に向かって思いっきり行動していきましょう!
コメント
なかじ さん
初めてコメントさせて頂きます。
なかじさんと同じ静岡県出身のおでんが好きな31歳男です。
ここ一年ほど、仕事でメキシコ駐在をしております。
異国の地で精進の日々ですが、このブログを読んで元気をもらっています。
これからも更新宜しくお願いします!
コメント、ありがとうございます。
この情報から芋焼酎お湯割りサンの正体は… 察しはつきます。
というか、1人しかいません~。
勝手気ままに好きなことを書いていますが、また書く意欲が湧いてきました!
メキシコの地で元気に頑張ってください。
また、芋のお湯割りとおでんで一杯やりましょうね。