中村天風の言葉 ダメな自分から這い上るためには

ロッククライミング

 

「 何だかこれまでの人生、失敗ばっかりで思うようにいかない 」「 何もかも放り出してしまいたい 」などと思ったことってありませんか?

そんな思いがしょっちゅう頭をよぎっている ナカジです。

そのような時って、あなたならどうしますか?

誰かに喝を入れてもらいたくなるときってありますよね。

子供の頃は、親がいて先生もいるし間違っていれば戒めてくれるし、助言ももらえるでしょう。しかし大人になると自分で自分に喝!を入れていかなければいけない場面が増えてきます。そんなとき頼りになるものがあると心強いですよね。

そこで1人の人物の名が思い出されました。

中村天風、思想家「 天風哲学 」の創始者です

天風先生は、明治生まれの人物で既に故人であるため、その力強い言葉は書物からでしか拝見できませんが、これからどのように気持ちを立て直していけばいいか迷っている人にとっては勇気を与えてくれることになるでしょう。

 

中村天風とは どんな人物なのか

天風先生は、日清、日露戦争の激動の時代に軍事探偵として活躍しました。

その数々のエピソードが凄い。ときには鉄橋を爆破させるため敵兵の目を盗んで穴を掘り火薬を仕掛けて点火させる任務を遂行した。1歩間違えれば爆破もろとも自分も吹き飛ばされてしまう危険な任務のため誰もが震えてできやしない。

「 みんな土壇場になるとまるで意気地がねぇ 」と天風先生が1人でやりました。

また1度は、ロシアのコザック騎兵に捕らえられ銃殺刑を宣告された。棒に縛り付けられ銃殺寸前のところで、助けにやってきた味方が爆弾を投げた。先生は爆発もろとも吹き飛ばされて危機一髪助かった。

ときには狙撃され数十日間 意識不明が続いたとか、爆風で両目が視力障害を受け、右手中指の神経が切断されて曲がらなくなったなど命懸けなことだらけです。

またある時には、狼の群れに襲われた。乗っていた馬は餌食にされ、先生とその部下は脇にあった木によじ登って逃げたのだが、狼は腐肉しか食べない習性があるので馬が腐るまで待っている。木下では狼が威嚇しているのである… これは恐ろしいです。

携帯食料の鰹節をかじりながら狼との持久戦が始まったのである。

三日目になり、極度の緊張の連続のため我慢できなくなった部下は、「 うぉー 」と奇声を発しながら下に飛び降りた。狼は殺到した。

天風先生は「 こうなりゃ1週間でも2週間でも勝負したる!」と覚悟をきめた。その夜、腐肉となった馬の残骸を引きずって狼たちは去っていった。

「 どんな場面に遭遇しても、どうすれば生きられるか、それだけを考えた 」と語っています。

こんな九死に一生を得るような場面を、もろともせずにくぐり抜けてきた明治時代の軍人たちは、その気骨が違いますね。今の現代の人たちには到底及びもつきません…

 

こんな「 人斬り天風 」の異名を取った先生は、戦争が終わり帰国すると災難に見舞われます。当時 不治の病と言われた結核に侵されてしまいます。

日本の医学では、回復の見込みなし ということで天風先生は「 心の救い 」を求めて世界を行脚します。しかしそこにあるのは失望と絶望の日々でした。

「 どうせ死ぬなら日本の地で死のう 」と船に乗るが、そこで運命の転機が訪れた。

ヨガの聖者カリアッパ氏と出会ったのです。導かれるがままに着いていった先はインドの奥地ヨガの行者たちが修行する聖地でした。そこで瞑想行に励みます。

 

天風先生は思いました。「 この人斬り天風といわれ、どんなことに遭遇しても恐怖など味わったことはなかった。だが死の宣告をされてからの俺は動転して何だ… 情けねぇ。人間は肉体を自由に動かせるように、心も自由に動かせないものか。 」

心とは何だ?ということを問いかけ続けました。そして苦難の末、心身統一法という天風哲学を確立しました。

 

自分を立て直すための条件

 

幸せの条件って真剣に考えたことはありますか?幸せの条件さえ整えなくって、ただの欲望だけで幸せを求めてもそれは無理というものです。漠然とした欲望のイメージだけでは身に起こった不運や愚痴を言っているだけです。

金、地位といった即物的な幸せは、他のそれ以上のものと比べるともろくも崩れ落ちてしまいます。嫉妬心ですね、これは自分に絶対的な価値観がないからである。

この絶対的な価値観の根本は、生きていくうえで生活よりも生存を優先するということです。人間が生活するというのは表面的なことで、その奥底では生命の働きというものがあります。まずは無事に生きていることに感謝感謝ですよ!ということですね。

そして人生には人知の及ばない大きなこと、これを自然の法則といいますが、この自然の法則に従って「 生かされている 」というんですね。んーこの人知の及ばないことっていうのは、なるほどです。

自信満々で調子よくいってたものが突然悲運を招いたり、逆に棚から牡丹餅で勝負に勝つことだってあります。これも自然の法則に背いているか、かなっているかなんですね。

うまくいくためには、「 心 」の状態を積極的で前向きにしておかなければいけないのです

ここに天風先生の言葉を載せておきます。

「 おおよそ人生の生き方で何が大切かといって、この積極的精神以上のたいせつなものはない。健康も長寿も運命も成功も、極論すると、人生のいっさいがっさいすべてが、この積極的精神というもので決定されるのだ 」

                「 中村天風  心を鍛える言葉 」

 

どのような場合でも消極的にしてはならない。あくまで積極的に人生を邁進せよ。要するに、心が積極的であれば、人生どんな場合にでも明朗、颯爽、はつらつと勢いの満ちたものになるが、反対に消極的だと、すべてが勢いをなくし、哀れ、惨憺、光のない、惨めなものに終わってしまうのである。

                「 中村天風 心を鍛える言葉 」

 

要は心の持ちようということですね。たとえ逆境に立たされても、それに負けないだけの積極的精神があれば乗り越えていけます。それを消極的な気持ちであきらめ半分でいると好転するものもせず、悪循環に陥ってしまいます。

自分で墓穴を掘らないように、心していきましょう!

 

自分を立て直す心身統一法

「 心身を統一するには心を積極的に保たなければいけない。それができないのは自分の心の奥底( 潜在意識 )に消極的な要素があるからだ。」といいます。

この消極的要素をいち早く取りさらって、積極的な要素と替えていかなければなりません。

それにはどうしたらいいのでしょうか?

 

元気になる言葉を使う

言葉の使い方は大事です。自分が発した言葉というのは必ず潜在意識までも同じ気分になっていきます。嫌なことがあったときにに感情の赴くまま いくら弱音を吐いたとしても、現状は変わりません。もっと現状打破につながる前向きな言葉で 自分を奮い立たせていきましょう。

消極的な言葉によって心の奥まで不愉快な影響を与えては 元も子もありません。

神経系統の機能も悪くなって、血液も弱アルカリ性から酸性に変わって免疫も落ち、病気になってしまいます。神経過敏はよくありません。

消極的な言葉が浮かんだらグッとこらえて、勇気のわく言葉、楽しくなるような言葉に置き換える習慣をつけていきましょう!だいぶ気持が変わっていくはずです。

 

そして、寝入りに入る前に楽しかったこと、嬉しかったことを思い出す。

このときの人間は、潜在意識に無条件で受け入れる準備ができあがっています。扉が開いている状態ですので 利用しない手はありません。間違っても悔しい思いを増幅するように回想してはいけません。

これを続けていると、心の中が清らかになってきますよ。

 

クンバハカ呼吸法

精神的な悩みを解消させていくには、精神統一することが極みである。

それは呼吸と密接に関連している。というのがヒマラヤでのヨガ修行での悟りだった。

まずは肛門を締める。そして下腹部に力を集中させて肩の力を抜く。そこからできるだけ静かに長く、深く呼吸していく。肛門を締めておくのがポイントです。

先に吐ききる、その後で吸う、これを繰り返せば心身に悪い影響を及ぼすストレスは去っていく。天風先生は言います。「 試さなければダメだよ。」

 

もう1つ、これを鏡の前で自分の顔を見ながらやるといいです。鏡を見ていると自分を客観的に見れるので、そこで「 何も悩むことはない~ 」と自己暗示をかけていくのです。

効果てきめんですね。

 

まとめ

今ある運命をどう生きるか、それをピンチととるかチャンスととるのか。このときの状況を「 心ひとつの置どころ 」と天風先生は言います。

「 人生というものは、苦しみを忍ぶとか、辛さを忍ぶとか、そのような忍苦忍耐よりも、現実の自分の生きている命にできるだけ喜びを多く味合わせて生きることだ。なぜなら、喜びのないところに、本当の生き甲斐のある人生などないからである。」

                 「 中村天風 心を鍛える言葉 」

物事をあれやこれや難しく考えてて悩んでいるより、欲望を実現するために素直な喜びを沢山心と体に味あわせてあげる方が それはいいですもんね。楽しさを極めたところを 極楽 というではありませんか。

そして「 考えても解決できないものは、考えるな!」と。それはそうですよねぇ、取越し苦労ですからね。こーいうのをガツンと言ってもらえるとスカッとして気が楽になりますね。

少しでも取り入れて細かいことを気にせず、スケールの大きい気持で生きていきたいですね。

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