人を惹きつける会話力 3つの要素とは

講義

人と人とのコミュニケーションにおいて会話って凄く大事な要素ですよね。

聞いていて「 つまらない話 」と「 おもしろい話 」ってあります。話していて楽しくないと、もう付き合いたくないな と思ってしまいますね。

この差って何なんでしょう? その差は天と地ほどの違いを感じます。いろいろな要素があって、この残酷な結果になってしまうと思うのですが、そこを分ける分岐点は何なのか?

人を惹きつける会話力とは何なのか?今回は会話力について考えてみたいと思います。

人を惹きつける会話力の要素とは

話を聞いていると、どういう人なのか、どんなポテンシャル( 潜在的な可能性 )を持っているのか、そして「話が合うか合わないか」が だいたいわかります。

話していて「 楽しいなぁ 」って感じるのは どんな話ですか?

その判断基準は、おおよそこの3つでは ないでしょうか?

  • その話に共感できる
  • 話の内容(ネタ)が面白い
  • 臨機応変に対応してくれる

人を惹きつける会話には共感力

共感がない話ほど つまらないものはありません。何を言っても「 っていうか 」「 そんなことないでしょ 」なんて返ってきたら話す気がなくなってきます。どんなにいい話でも面白いとは思いませんよね。

それは聞く人の経験したことに少しでも関係がなければ共感は起こりません。

「 そうそう!あるある!」ってなりませんもんね。だから独りよがりのウンチクなどは、全く面白くありません。本人が知識を披露して気分が良くなるだけです。

ということは、まず聞く人の背景を探って共感しやすいネタを振っていけば距離感は接近していく確率は高いということです。

会話はキャッチボールですから、取りやすい球を投げてあげないといけません。間違っても至近距離から いきなり剛速球を投げては取れません。もっといけないのは投げてきた球をスルーすることです。

会話でも思いやりが大事です。そしてポイントは相手の気持ちに焦点を当てること。感情をぶつけ合っているときが1番共感が生じやすいからです。なので「 共感する感情表現 」の言葉を磨いていく必要がありますね。

 

意味のある内容をしっかり伝える

人はどんなときに、その人の話を真剣に聞こうとするのでしょうか?

自分にとって為になるとか、その話が抜群に楽しいなど色々な動機はあると思いますが、話の内容に意味を感じないと中身のない 「つまらない話」か「ただ単に笑えるだけの話」になります。

仲のいい友達同士なら「ただ笑えるだけ」でもいいのですが、その人の気を引きたいだとかプレゼンなどの発表など、そうでない場面もあります。そんな時は意味のある内容をしっかり伝えなければなりません。

それには聞く人の想像力を掻き立てるような、面白い話に仕立てていく戦略が必要です。

そのポイントをいくつか挙げてみます。

まず伝えたい主要部分( テーマ )を伝えていく。

伝えるべきキーワードを自分で把握しておく。

あれこれと堀から固めていくと文脈がつながりずらくなり、「 最終的に何が言いたかったのか 」わかりずらくなります。

天守閣から攻め、後からその具体的な理由やエピソードを付け加えていった方がスムーズに話しやすくなること請け合いです。

わかりやすい言葉に言い換える。

よく専門用語などを頻繫に使って自分だけわかっていても、相手は何を言っているのかチンプンカンプンなことってあります。その一言がわからないと意味がつながらず何となくのイメージで把握するしかなくなります。

途中で英語を混ぜるのもありますが、確かにカッコイイですけど 難しい単語を使われると意味がわからなくなりますよね。例えば「 このコンセプトは… 」とか言われるよりも「 全体の基本的な考え方は…」と言った方がピンときます。概念とか使うとまた難しくなりますけど…

まぁ、Mr長嶋茂雄氏が使うくらいの英語なら問題ないと思いますが。や、余計わからないかもしれませんね。

とにかく抽象的なこと( 具体性に欠けること )をわかりやすく言い換えた方が無難です

「 ~のような 」など比喩を使って表現するのもいいですね。

身体的ゼスチャーを使う

情報伝達という意味で、1対1の対話では言葉で伝えられる要素は、全体の35%程度だそうです

後の65%は なんと話し方、動作、声のトーンなど言葉以外のゼスチャーによるものだということがコミュニケーション分野の研究で明らかになっています。

特に声のパワーは重要です。張りのない声でボソボソ言われても 心に響きませんよね。

話の内容の場面によっては、声の大きさを調整していかなければワンパターンのリズムになってしまいますけど。

あとは目ですよね。視線、目力、微笑み… 目は口ほどにものを言いますからね。

ネタを仕込んでおく

ネタのインプットは多ければ多いほどいいですね。それだけ沢山の引き出しがあれば、こっちのネタでウケなければ あっちのネタでとバリエーションが効きます。

話の内容を充実させるためには、そのテーマの知識が必要です。知識は日頃の勉強から得ていくしかありません。

本から吸収する、映画を観て感性を磨く、人の話をよく聞く、自分が体験したエピソード( 特に感情的な部分 )を覚えておく、など常に話のネタになりそうなことにアンテナを立てておけばイザという時に困りません。

 

臨機応変に対応できるライブ感を養う

やっぱり会話って相手があるものですからコミュニケーションなんですね

今、ここでこんな内容のことを話しているのは、1つのパフォーマンスだと意識すべきです。

例えば一刻者の頑固おやじが唾を飛ばしながら しきりに体験談を話している、まるで高速で回っている長縄跳びみたいに 会話に入るスキがない… みたいなのはライブ感がありません。

そもそもエピソードっていうのは、話のテーマを盛り立てるものでなければ「 あんたの話はもういいよ 」となってしまいます。そう、オチがない体験談はたんなる自慢話です。

そうならないためには、相手の興味がありそうなことやプライドを持っているもの、どんな経験値があるのかなどを探っていくことが大事です。

彼を知り 己を知れば 百戦して あらうからずです。

自分の中にあるもので相手と混じり合えるものをピックアップしていけばいいですね。

まとめ

会話で人を惹きつけるって中々難しいですね、これも慣れというかトレーニングが必要です。

会話のトレーニングですから相手がいないと独り言になってしまいますので、まずはパートナー作りですね。何のテーマでも思いのうちを語り合えるパートナーの存在は大きいです。

共感、内容( ネタづくり )、コミュニケーション。

基本的なところを押さえながら、まずは色々な人とたくさん話すことです。

習うより慣れよ!といったとこですかね。そうしていくうちに場を読む力もつき強力なメッセージを伝えられるようになっていくはずです。

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