自分が1番わかっているようで、わかっていないもの…って何だと思いますか?
それは… 自分自身のことです。そんなことはない、自分のことは自分が1番知っている!と思いがちですが実はそうでもないんですね。
確信を持って、『 自分はこんな人間なんだぁ!』と思っていても傍から見られるイメージ象は全然違ったりします。
人から言われることはともかく、とかく集団に属したり、常識や固定観念を押し付けられた時など、本来持っている自分を押し殺し忘れてしまいがちです。
自分とは一体何者なのか? 何を考えているのか・・・
そこで本当の自分を取り戻して、生まれ変わった自分になりたい。
と切実に思うあなたに本来持っているアイデンティティ( 自分とはどんな人間か)を取り戻すためにも色々な角度からのアプローチを書いていきます。
目次
本当の自分を再発見させる
忘れていた本当の自分を再発見し、本当にやりたい事を見つけていく。
いくつかのポイントを挙げてみます。
タブーを冒してみる
タブー・・・自分で「 やってはいけない 」と自制していること。
ですが法律や習慣などによるものではなく、自分自身で戒めていることですので裏を返せば、そこに最大の関心があることが多いのです。
興味がないところにタブーは生まれません。タブーの中にこそ本来の自分らしさが隠されているのです。
今まで育ってきた過程の中で、しつけやルールで縛られた固定観念をぶち破ってみることから新たな自分を見つけることができます。
例えば、『 男とはこういうものだ !』と硬派一筋の環境で教えられてきた人が、フゥと友達に誘われて路上ナンパに挑戦する。そんなチャラチャラしたことは言語道断!というのがタブーな訳なのですが、やってみて思う訳です。
これは思った以上に度胸とバイタリティーが必要だと。それに断られても無視されても挑戦していくめげないマインドが重要なポイントだということを。
上手くいった時の達成感や快感が自信に代わり、病みつきになっていくことはよくあることです。
そこで培われた『 人の気持ちを読んで、切り込み、要求を通していく 』といったスキルがしいては仕事にも活かされ人間関係を円滑に進めるための力になっていく。
そう、人たらしとしての才能が開花していくのです。
いずれにしても凝り固まったガチガチの頭を解放させ、タブーへの挑戦をしていくことが自己発見への禁断の扉を開いていくヒントです。
子供の頃に夢中になったことを思い出す
子供の頃の写真や小中学校の卒業アルバムを見ていると、意外なことをやっていたことに気づく時があります。部活とは違うクラブ活動とか委員会など自分では余り興味のなかったことでも、よくよく思い返してみると楽しかったなぁと。
まだ柵のない純粋な気持ちを持っている頃ですので、楽しかった遊びの中にも自分の気づかなかった資質を見出す可能性があります。
大人になっていくにつれて忘れてしまっていることは沢山あるのではないでしょうか?
過去にやってみて楽しかったこと・・・
ここに才能を伸ばす原点がある気がします。
血筋をさかのぼって調べる
自分の血統です。
何と言ってもまず親ですね、1番近い遺伝子は何をやってきた人なのか?そして祖父母は?またその祖父母…と辿っていくことは、自分の奥底にあるポテンシャルに目覚める可能性があります。
それはそうですよね、この人たちがいなかったら、今の自分は存在しなかった訳ですから。
この先祖代々からの遺伝子を知るということは、自分のアイデンティティを確立させるためには重要なポイントです。
アイデンティティというと自己同一性、自己確立などと言われますが何かピンときませんよね。
そこで上智大学名誉教授の渡部昇一さんが良い説明をしてくれています。
アイデンティティとは、生まれてこのかたの知性、精神的蓄積の表われと言えるが、もっと手っ取り早くアイデンティティを求めるとすれば、自分のツールをたどることだろう。
自己とは何ぞやと抽象的、観念的に考えるのではなく、「 私は誰なのか 」を具体的に考えることから始める必要がある。
そして、その最もわかりやすい形態が「 自分は何に帰属しているのか 」を明らかにすることなのである。
出典:「 勝ちぐせ人生を生きろ!」より
自分のツール…系図をたどる、祖父母がいて親がいて自分がいる。そして男か女か国籍、会社など自分が置かれている場所や位置にどれだけ帰属意識を持っているかが、自分という存在を明確にするためのカギですね。
その他にも本来の自分が持っているもの、シンプルな姿を追求していくには、旅行に行く、本を読む、映画やアートを観るなど日常と違う刺激を与えていくことが効果的です。日常生活で隠れていたものが刺激を受けることによって浮き彫りになってくる感じですね。
そう、潜在意識の中で眠っていたものが、昆虫の脱皮のように余分な皮を脱ぎ捨てることによって顕在化していくのです。
さて、ここまでで本当の自分というものを発見していけたら、今度は自分を変えていくのです。
自分を変革させる
不甲斐ない自分を変えたい、だけどなかなか現状変われずにいる。
この最大の原因は過去の執着と依存です。
変化が起こることが怖くなるのです。今までの自分を維持しようとしてしまいます。この気持ちを打破していくためには…
諦める、見切る
「 諦めずに頑張ればいずれ報われる 」… よく言われることですが、本当にそうでしょうか?確かに一理ありますが、それは正しく「 見極め 」ができているという条件付きのことです。
ここは麻雀世界で「 雀鬼 」と呼ばれた究極の勝負師、桜井章一さんの言葉をかります。
「 見切る 」というと、人によっては後ろ向きの印象を抱くかもしれない。そこには希望や願望が無理やり遮断される、切ない響きがこもっているように感じられるからだ。
だが、勝負ごとにおいてこの「 見切り」は実はとても大事なことで、勝負どころの肝となり、「 見切る 」ことで勝ちを呼び込むこともある。
それは、無責任に何かを投げ出すことでも、やみくもに捨て去ることでもない。
「 見切る 」とは、ものごとをシンプルにする「 見極め 」であり、前向きな「 決断 」のことである。
捨てるもの、残すもの。
手放すもの、大切にするもの。
諦めるもの、追い続けるもの。
それら両方に向き合いながら、本当に必要なものを見極めたうえで、不必要なものを取り去る。執着することの愚かさに気づいてそれを手放す。
物事を肯定的にとらえるために、マイナスの要素を諦め受け入れる。新しい道を切り開くために、これまでのやり方を捨てダイナミックに変化する。
出典:「 勝つ人間の見切る技術 」より
なるほど、何かに欲を出したり執着することは、視野を狭くさせ余分な力が入ります。また、こだわりが強すぎるとチャンスを逃したりします。
シンプル IS BEST ですね。
大切なところは、今の自分の状況がただの谷なのか?その谷から這い上がればNo1になれる道は開けるか?はたまたそこは行き止まりの壁なのか?そこの見極めですね。
行き止まりで『 違う 』と思ったら、やめる。
そこは谷で『 これだ!』と思ったら、粘り強く続ける。
世の成功者と呼ばれる多くの人は、やりかけの何かを『 何をやめるべきか 』について鮮やかに見極めて投げ出してきています。
執着やこだわりを見切って、これだ!と思ったできることを選択していく。それがしいては、自分で決めたことに迷わずに邁進していける方向性につながるんですね。
つまり、だんだん変わっていけるということです。
自分の脳をマインドコントロールさせる
自分を変革させていくためには、新しい価値基準を構築させていかなければいけません。
自分だけの独自なものさしを持って、自らその価値を判断していかなければなりません。そうしないと強烈な価値基準( 個性とでもいいますか…)を持った人に流されてしまいます。
主体性を養っていくために、うまくいかなかった今までの価値基準をぶち壊していかなければ新しいものは入ってきません。マインドコントロールでいう『 解凍 』と呼ばれるものですが、凝り固まった先入観や通念をぶち壊すのです。
そしてまっさらな頭に『 変革 』を加えていく。
今までダメダメできた自分の古い価値観を跡形もなく消してしまいましょう!
世の中には理解しがたいものが沢山あり、スケールの大きい凄い奴らがゴロゴロいることを素直に受け入れなければいけません。
OPEN THE HEART ですね。
凄いと思う人物との出会いや本や映画などから影響を受けたりして、新しい考え方や受け取り方を自分の中に取り込んでいきましょう! ハイテンションになっていく自分を感じることができるでしょう!
例えば、貧乏から脱出したいのなら、まず貧乏な考え方から金持ち父さんの考え方に変換することが先決です。
要は思考ルートの変革を書き換えてしまえばいいんですね。
まとめ
いかがでしょうか、本当の自分を発見して変わっていくには、自分へ色々な角度からアプローチを仕掛けていく。そして常に自分自身と対話することが大切な要因です。
そういう意識で頑張っていけば、ほんの少しの気づきで人間は、あっというま間に生まれ変わることができます。変わるときは一瞬です。
蛹から蝶に変わるときのように・・・
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