野球の集中力アップ!土壇場9回裏2死満塁でベストプレーをするには

甲子園球場

 

プロ野球選手を目指す少年の皆さん、日々の練習に励んでいることと思います。

こんにちは、野球大好き人間のナカジです。

 

ちょっと想像してみて下さい、野球の試合で守りの場面9回裏二死満塁カウント2-3… 点差は同点です。ここで最後の1球、野球経験者ならどれだけのプレッシャーがかかるかわかりますね。

そう、ピッチャーならもうボール球は投げられません。打たれたらサヨナラ負けです。切り抜けるには三振か凡打に打ち取るしかありません。

野手ならエラーは即刻 ゲームセットにつながります。

ここで あなたは自分のベストプレーをする自信はありますか?

 

逆の場面も想像してみましょう。9回裏二死満塁カウント2-3… 今度は点差1点ビハインドです。バッターボックスにはあなたが立っています。わかりますよね、ボール球でない限りヒットを打ち返さなければゲームセットです。

あなたは逆転一打を放てますか?

 

こういった場面でプレッシャーをものともせず 自分の力を出していけるには何が必要でしょうか?

 

土壇場で力を出すためには

 

まず土壇場の場面と普通の練習とでは何が違うのでしょうか?

違うのはだだ1つ・・・状況が違うだけです。その状況の違いによってプレッシャーの度合いが違っているだけで、やることは同じですよね。

緊張してドキドキするのは状況に飲まれているということなので、その状況に対する気持を平常に持っていければ普段どうりのプレーができるということです

 

これは綱渡りを思い浮かべてみるといいでしょう。

地上1mの上を歩くのと50mの上を歩くのとでは 同じ綱を歩くにしても気持ちの上では全然違ってきますね。

「 絶対失敗できない 」という気持ちがプレッシャーという観点から見ると その度合は天と地ほどの差が出てきます。

この気持ちを克服していかなければ 状況に飲まれてカチコチになってしまいます。地上50mだろうが100mだろうが地上の上を歩いていく感覚に持っていけば普段と同じ実力を出せるはずです。

 

綱渡りをするときには、長い棒を持って挑みますよね。これでバランスをとっているのですがまさにこれだけが命を守る命綱です。

では野球にとっての この長いバランス棒は何でしょう?

もうこれは自分の技術以外はありません。

今まで培ってきた自分の技術に絶対的な自信を持っていれば憶することはありません。どんな状況でも その技術を出せばいいのですから。技術に自信がないと「 失敗するかもしれない 」という予感がよぎり不安になってしまうのです。

では日頃どのようにして鍛錬していけばプレッシャーをはねのけ平常心でプレーできるでしょうか。

 

シュミレーショントレーニング

場数を踏んだ選手は、その経験からして勝負強いですよね、でも普段の練習からでも同じような成果は得ることはできます。

あなたは普段の練習で想定していますか? その土壇場に立たされた状況を!

その1球1球に、その1本1本を!9回裏ツーアウト満塁をイメージして… だだ投げる、打つ捕っていて実践の場で発揮できる自信がつきますか?

自分の頭の中で土壇場に立たされた自分を想定して1球1球に気持ちを込めてやって下さい。

だだ数をこなしていくとでは精神的にも雲泥の差ができてきますよ。

 

アメリカの軍事トレーニングでは積極的にシュミレーショントレーニングを行っています。リアルなシューティングのシュミレーショントレーニングを積んだ人とやらなかった人では命がかかった戦場での反応は全然違ったといいます。

トレーニングを積んだ人はシュミレーションと同じように対応できるのに対してやらなかった人は全く戦えず精神に支障をきたしてしまう人も多くでたのです。

このことから 人間の脳はリアルなイメージと現実の区別がつかないという特性があるのです。イメージと感情を伴えば実践と同じ感覚を習得していけます。

 

セルフイメージを強化する

人間は自分に対するイメージを持っています。ここ1番で弱いというイメージがあると そのイメージどうりになっていきます。ここは「 自分はこういう土壇場の場面で強い選手だ。」というようにプログラミングを書き換えていかなければいけません。

こういったセルフイメージは過去の成功体験の記憶データからでき上がっていくことが多いのですが、やり方次第では簡単に書き換えることができます。それには

 

  • 言葉で繰り返し自己暗示( アファメーション )をかけていく
  • 過去 成功した時の感情を思い出してイメージを重ねていく

 

常日頃から自己暗示を投げかけてイメージを強化していきます。「 思い込み 」で十分です。

「 はったり 」ではダメです、はったりは自分でも分かっている噓の自己評価ですから・・・「 大いなる勘違い 」をして下さい。はったりと勘違いの差は本当に思い込んでいるかどうかです。思い込みほど強いものはありません。

そうすると、土壇場の場面で「 自分に回ってこい!」と思えるようになってきます。何故ならその自信がヒーローになって明日の新聞の見出しを飾る予感がしてくるから。

予感は当たるものです。

 

フォームを固める

フォームというのは、自分の技術を発揮するために きっちり固定しておけば十中八九思いどうりになると確信できるものです。

ですので自分特有のフォームを身に着けていく必要があります。頭で考えなくとも体に染み込ませた身体技能を自然に動くまでに感覚を身につけていきます。

大切なのは感覚なんです。右脳にインプットしたイメージ記憶を身体技能として再現( フラッシュバック )していく作業ですから。

「 こうゆう風に体を動かして、ここでリリースすれば確実にアウトローへ放れる。」とか「 このくらいの球は こうやって打てば確実に捉えることができる。」といった感覚が わかっていれば、それを出すだけです。

自分固有のフォームは、何度も失敗しながら繰り返し練習していく以外に習得していく方法はありません。

 

まとめ

人間の持って生まれた性格は変えようがありませんが、弱気な気持ちを克服して積極思考に変えていくのは簡単にできます。

そのためには、あらゆる準備をして自信をつけていくしかありません。自分のセルフイメージを高め納得いくまで練習することですね。

最後は今までどれだけ真剣に野球に打ち込んできたか、どれだけの鍛錬をしてきたかが土壇場の1球1打にすべて表れてしまう と言っても過言ではないと思います。

勝負事は 相手がいるものですから やはり相手以上の力がなければやられてしまいます。丸腰で戦いに臨んでも瞬殺されるだけです。

負けないだけの自分なりの武器を磨いておかなければなりません。

全力を尽くして身につけた武器は、必ずや切迫した土壇場の場面で力になってくれるでしょう。

 

 

コメント

  1. 近藤英文 より:

    参考になります。
    やっぱり文章の才能あると思います。

    • なかじ より:

      ありがとうございます。
      今度は人間心理分野に突入します。深くていい話は中々難しいですが・・・

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