危機管理能力を上げるためには!ピンチに強くなる意識改革の秘訣

リスクヘッジと書いた黒板

危機管理能力とは、起こってしまったトラブルや危機的状況に対して、対処することができること、またそれらの事態を想定し事前に回避していける能力です。

仕事や家庭、恋愛など あらゆる場面で思いもよらない危機は、突然やってきます。

急激な変化が起こるのが危機です。ここでピンチに強い人と弱い人に分かれます。

この事態に冷静に対処できるのと慌ててパニックに陥ってしまうのとでは その後の進展に大きな差ができてきてしまいますよね。

では、危機管理についてどのような意識を備えていればよいのでしょう?

危機管理についての意識改革

パニック状態に陥るときってたいがい「 まさか!そんなことが…」と油断していたときではないでしょうか?そんなことが起こるとは考えてもいなかったことが大半だと思います。

そんなときは誰だって冷静な判断はできませんよね。

いざという時にそれを回避するには、どんなことでも常に急激な変化は起こりうるという意識を持っていなければなりません。

この意識改革についていくつか要点を挙げてみます。

臨戦態勢状態をキープしておく

まさかの事態にパニックにならずにいるためには重要なポイントです。

ここで良い例があります。それは日本の薩摩藩とイギリスが戦った薩英戦争です。(1863 )

まさに薩摩藩だけで当時最強のイギリスと戦ったのですが、これはサッカーでいうと鹿児島○○高校選抜とイングランド代表くらいのレベルの差がある戦いですね。

その結果は・・・なんと薩摩藩の大善戦!イギリス艦隊をタジタジにして和解にもっていったのです。

その大善戦の要因は薩摩藩の「 いつでも戦える 」という意識にありました。

西暦1600年の関が原の戦いに敗れて以来、江戸時代の260年間、“ 臥薪嘗胆 ,,の気持ちでリベンジを図っていたからです。それは毎年正月には行事のように誓っていたのです。

そのため、外国から密貿易で物資や武器を得たりして準備も万端でした。

その気概が精神に筋金をとおしていたのです。

恐るべき薩摩藩の危機管理意識です。

危機的状況のシュミレーションをしておく

日本はとかく欧米の成功例を真似して、その方法をアレンジし より良いものにしていくのが得意です。前例や経験があることならば、ある程度の失敗を避けることも可能です

順調に進んでいるうちから「 最悪の事態を想定しておく 」ことがいざという時に役に立ちます。それは最小限の被害で済ませることができるということでもあります。

もしトラブルが起こってしまったら、その原因を追求してこれから未然に防ぐ方法を学習することができます。

こういった積み重ねが危機管理能力を向上させていく要因だと感じます。

小さな違和感に対処していく

上手くいっているなかで フッと何か違和感を感じるときってないでしょうか?

これは自分の五感や第六感が発するサインなんです。気に留めなくそのままにしておいて後から取り返しのつかない事態になってしまったということは沢山あります。

どんなにちっぽけなことでも変な違和感を感じたら、その時に対処した方が賢明です。

このようなことはスポーツの故障のときに頻繫にある事例です。

身体のある部分に何か違和感を感じる・・・でも大した事はないしプレーにも支障もないからそのままビュンビュンやってしまう。

そしてある時、いきなりブチぃ!といってしまう。

やはりどんな繊細なことでもいつもと違う変な感じを覚えたら、放っておかず原因を追求して完璧な状態に近づけておく。これ大切な危機管理ですね。

選択は知識をつけてからする

やるかやらないか、こっちにするかあっちにするか…選択は迷うことが多いです。

しかし、その選択次第で結果が180度変わってきてしまう。利益を成就するか被害を被るかまさに選択にかかっているといっても過言ではないと思います。

選択を任すときは、いくら相手が専門家でも、任せっきり他力本願的では相手がポシャれば自分がつらい思いをするだけです。

選択する分野について自分でも知識をつけていく。そして自分が納得するまで決めない。

これ大事なことだと思います。所詮相手は他人事ですから…

医者とかでもそうです。自分が納得する治療をしてくれる技術があるか?少しでも不安を感じるのであれば、それに見合った医者を調べて探す。慎重に。

でないと後悔します。

危機管理能力について 総評

危険

臨戦態勢、シュミレーション、違和感、選択、知識。これらに気を付けていけばトラブルは最小限に抑えていけるでしょう。

有名な『 アインリッヒの法則 』というものがあります。

1件の重大な災害の背後には29件の軽災害があり、さらにその裏には事故にならなかったヒヤリとした300件の小失敗がある。といったものです。

この300件の繊細なことにも意識を配らせていきましょうと。それがしいては危機管理能力の向上に繋がっていくのだということですね。

最後にソフトバンク創始者 孫正義氏の危機管理について教訓に残った提言を書いておきます。

自分の登りたい山って何ですか? 志は何ですか?成したいことは・・・?

登る山を決めることによって人生の半分は決まる。登り始めたら中々変えにくい。

その答えが出たら間髪入れず要所を突く!!

でも3割以上のリスクは冒さない。イチかバチか・・・やっちゃいけない。

確実に7割以上勝てる確率を確信してからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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