発想力倍増法!自分で考える力を磨いて斬新なアイデアを生む秘訣

アイディア

自分独自のオリジナリティを発揮して、斬新なアイデアを出していく能力は、どのように磨いていけばいいでしょうか!

いつも人の指図に従って、それを忠実にこなしているだけでは人生面白くありません。

確かに言われたことをやっていればいいというのは楽です。しかし人に操られて使われているだけでは虚しくなりますよね…

人は皆、自己重要感という欲求を持っています。

自分こそオンリーワンの存在になりたい!という。しかし「 日本の教育はみんな右へならえ 」で出る杭は打たれる的な教育です。

みんな同じ答えでないといけない… その答えを探すだけ。だから例えば自由記述で自分の考えを述べるような問題には頭が真っ白になってしまい、世間一般の考え、他人の答えが気になってしまいます。

これは自分の考えがない( 浮かばない )、つまり発想力の欠如なんですね。

ならば、この発想力というものを磨き伸ばしていけばいいのではないか、今までの思考を逸脱して自分の考えを持つには、どのようなことをして身につけていけばよいのか。

『 その発想力の違いから突出した人物にのし上がっていくには!』

をテーマにまずは、のほほんとした頭の中をスパークさせるためには、どんな刺激を与えればよいのかを追求していきます。

語彙力を増やして考える力を鍛える

語彙とは…「 言葉の集まり 」のことです。日本語を母国語としているならば「 どれだけ日本語を操れるか 」が語彙力です。

なぜ語彙力が必要なのかというと、人間は何かを考えるときには言葉を使って考えるからです。

ですのでたくさんの意味を持つ言葉 ( 知識 )を知っていた方が、たくさんの思考が生まれます。

夜空に例えると、1つ1つの無数の星が言葉。その星のそことここが繋がって星座を作るといったイメージですかね。星がなければ星座は生まれません。

星がたくさんあれば色々な星座ができあがります。言葉が少ないと、その世界は狭い世界に絞られてしまいます。

我が国 日本は農耕民族であったがためか、自然に関する表現言葉が多彩です。例えば「 雨 」に関わる言葉は「 春雨 」「 夕立 」「 穀雨 」など多彩です。「 月 」なども「 満月 」「 初月 」「 三日月 」など数えたら相当な数にのぼります。

それがフランスに至れば、女性に関する言葉が180以上あるといいます。さすが愛に傾ける情熱の違いがありますね。

何に関心を抱いて人生の目的にしているかで言葉の多彩さが違ってくるんですね。

使う言葉のレパートリーの豊富さで、普通の考えか突出した考えか、その「 考え 」事態に違いが生じてくるということです。

では、どのようにして語彙力を鍛えていけば良いのでしょうか?

読書でインプットする

何といっても本を読むことがいいと思います。

まずは気に入った作家を1人選んで、全ての作品を読んでみましょう! 気に入ったセリフやいい言葉はメモしておき、繰り返し読んで身につけていきます。わからない熟語などは読み飛ばさず意味を調べる。

考えるという能力は、脳の前頭前野の働きだということが、現代の脳科学でわかっています。

この前頭前野の領域を活発にさせるには、音読が最適です。声に出して読むことにより、より深く記憶に定着していきます。

日本仏教の天才、空海は、超人的な能力開発のため、ある文を100万回唱える修行をしたといいますが、そこまでしなくても普通に音読すれば大丈夫です。

目で読むのと声に出すのとでは、得られる要素が格段に違ってきますから、人前ではブツブツ言って読みましょう。やはり感情の移入が違ってくるんですね。

聞く力で語彙力を伸ばす

聞くことによって刺激を得る。ただ聞いているだけではなく、その話から何を吸収したいのか問題意識持って聞くということです。

聞いて覚えるには、実践マーケッターで知られる神田昌典氏の【 非常識な成功法則 】で非常に良い情報獲得術が出ています。それは… 『 テープを聞くこと 』

テープと言っても娯楽のための音楽を聴くのじゃなくって、自分が知識を得たい分野での成功した人のビジネステープを聞くのです。

それは色々な知識、言葉の意味や言い回しなどの細かなニュアンスを把握できます。テープを聞くことの効果は、更に発想力、行動力も高まるという大きな効果があるといいます。

今のソーシャルメディアな時代では、YouTubeなどでも、あらゆる分野の著名な人たちの講義を聴くことができます。利用しない手はありませんね。

対話で語彙力を鍛える 

インプットしたらアウトプットですね。「 自分の中に吸収した語彙をどう使うか 」です。

何人かディスカッション( その主題についての討議 )する相手を作り、対話スパーリングをして相手の意見も尊重しつつ、自分の考えをぶつけてみる。

上手く考えがまとまってなければ的を得た言葉で分かりやすく説明できてないと感じるはずです。

あとは実際に文章を書いてみる。

意識する点は「 自分の考えを表している言い回しができているか 」と「 感情を表現する文章 」でちゃんと相手に伝わっているかです。

メールやLINEなどで友達に発信してみましょう!

さて、こうして語彙( 知識 )を増やしていくと世界観が広くなってきます。次にそれを発想力に転換していくには1つ重要なことがあります。それが…

連想力を発想力に転換していく

そのテーマに対して、自分の中にある情報を連想して結び付けていく。

この働きが『 考える 』ということです。

色々と新しい組み合わせを考えてみる。その作業こそが新たな視点や切り口で物事を見ることに繋がってきます。

いくつかの連想するヒントを挙げてみます。

  1. 色々なジャンルの本を並列読書する。
  2. キーワードを書き出し、繋がりを探す。
  3. マッピング( 図化 )してみる。

この並列読書とは、色々なジャンルの本を同時に読むことによって、脳のあらゆる部分を刺激し、新しいアイディアを生む感性を磨いていく読書術です。

超並列読書術については、元マイクロソフト代表取締役社長、成毛眞氏の【 本は10冊同時に読め 】を参照にします。

他人が探すであろうところから情報を集めていたのでは、他の人が思いつくようなアイディアしか生み出せない。他の人が意識してないような素材の中にこそ、新しいアイディアのヒントが隠されているのだ。

また、そうしたアイディアの「 引き出し 」を増やしていけば、他人が気付かないアイディアの種を拾えるようになる。アンテナの感度が高まるので情報を集めやすくなるのである。

そして何より、「 超並列 」読書術なら、そうして仕入れた様々な情報を自在に組み合わせて、今までにないアイディアを生み出すこともできる。

「 超並列 」読書術とは、これからの時代を生き抜いていく上で必須な「 アイディア力 」を飛躍させる1番いい方法なのだ。

出典:「 本は10冊同時に読め!」より

自分にとって、いかに効率的に有益な情報を手に入れることは、クリエイティブ( アイディアを元に作られる、何らかの新しいコンテンツ )な今の時代に必要な能力だと言えるでしょう!

キーワード・マッピング化という作業は、考えを広げていくのにのに最適です。

人間の脳の記憶容量は、想像以上に大きくて1秒間に10個ずつの情報を100年間詰め込んでも、まだ記憶容量の10分の1程度だといいます。

記憶力のいい人というのは、この膨大な記憶の中から必要な記憶を想起( 引き出せる、思い出せる )できる人のことです。

なので記憶力が悪いのではなく、想起力が落ちているのですね。でもこの想起力はやり方次第で容易に高めることができるのです。

ダ・ヴィンチノートをご存知でしょうか?芸術や天文学、建築、物理、解剖学など多岐にわたって業績を残した、万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチが残した手稿ですが、これを見ると言葉と図が書かれていて、まるで脳のシナプスのように情報から情報へ広がり、木の枝のような感じがします。

これが放射思考というもので、多次元にわたって脳内で放射状に拡散されているのがわかります。こういったノート法が左右の脳の力を全開にする活用法なんだと感じます。

具体的な方法は・・・

  • 真ん中にテーマを書き、そのテーマに関連するさまざまな情報やアイディアを放射線状に枝を伸ばすように描いていきます。
  • そのキーワードを書く( アイディアはキーワードで伝えられていく )
  • イメージを絵で描く( 絵は千の言葉にも値する )

ダ・ヴィンチをはじめ、ピカソ、エジソン、アインシュタインなど偉大な頭脳・天才たちは記述式のノートの取り方をしていません。

言葉( キーワード )、関連づけ、イマジネーション、を絵や記号を用いて描き、左右の脳力の引き出し方のコツを知っていたのです。

すなわち天才とは、特別な能力を与えられた人物ではなく脳力を効率よく引き出すノート法を知って活用した人だと言えるでしょう。

発想力を高めていくためには、語彙力を増やして連想力を鍛えていく。その為には並列読書やマインドマップノート法で左右の脳内を全開に導いていく。脳という特性を知り、その情報回路を有効に活かせば斬新なアイデアは自然と生まれてくるものです。

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