パンクラス【総合格闘技】のハイブリッドボディを造る食事メニュー!

総合格闘技とは、打撃・投げ技・関節技や絞め技などあらゆる攻撃で相手をKOかタップさせる、極めて禁止技( ルール )が少ない格闘技です。

現在ではMMAと呼ばれ、UFCやRIZINなどの団体が人気を博しています。

先日、一昔前の総合格闘技の動画を見ていました。1990~2000年頃には、UWF・リングス・修斗・藤原組など新日本プロレスから派生した団体があり、エンターテインメント性を極力排除したこれまでのプロレスとは違うパフォーマンスを見せていました。

その中でも一際目を引いたのが ” パンクラス ” 『 一目見て何が違うのか?』と言ったら

パンクラスの精鋭達の肉体がバキバキで凄いんです!

無駄な脂肪が一切なく、それでいて何とも厚みがあり、弾力のありそうな筋肉の鎧をまとっている肉体なのです。まるでヘラクレスのような・・・

打・投・極、総合での闘いに対応する肉体美をどのように造っていったのか。そのトレーニングや食事法に迫ってみたいと思います。

パンクラスとは

プロレスラー船木誠勝や鈴木みのるを主軸とした総合格闘技団体。

双方ともアントニオ猪木率いる新日本プロレスを皮切りに、プロレスラーの格闘技としての真剣勝負を目指したUWF、藤原組を経て1993年設立。

『 完全な真剣勝負 』を掲げ、完全実力主義をモットーにエンターテインメント性を排除したリアリティな闘いは、今までの団体にはない衝撃的な試合の連続でファンを魅了しました。

その戦闘スタイルは、打・投・極を用いていち早く勝敗を決することに絶対的価値があるため、掌底による顔面攻撃( 現在はオープンフィンガーグローブを着用しパンチもOK )、蹴り技、一瞬にして決まる関節技の攻防が主流。

寝技でのロープエスケープ5回までやグランドでの打撃( パウンド )が極力認められていない点などが今のMMAルールに引けを取る所ですが、当時のプロレスルールとは比べ物にならないぐらい格闘技として画期的なスタイルでした。

即座に決着がつくスリリングな展開に『 秒殺 』という言葉が流行ったほどでした。

しかし、真剣勝負ならではの選手の負傷、ケガ人の続出… グランドでの膠着状態の多発などエンターテインメントと競技性との狭間が生じたのも避けられない現実でした。

ゴッチ式トレーニング

カール・ゴッチ ” プロレスの神様 ” の異名で知られる関節技のスペシャリスト、新日本プロレスからのトレーナー的な役割を担ってきた絶対的な存在。

その基礎体力を養うトレーニングは、腕立て伏せ・スクワット・ブリッジなどの自重トレーニングを主流としたものでした。あとはロープ上りや吊り輪なども徹底的にやらされたようです。

器具を使うにしても、ブリッジをしてベンチプレスをやるなど普通のボディビルとは違うやり方で、1つのエクササイズで体幹を含め、全身の筋肉を鍛えられるメニューを主眼としていたと思われます。

その中でも有名なのが ” コシティ ” というインドの格闘技で用いられていた道具を使ったトレーニング

頭の前後で円を描くように回すんですね。

これ、握力と腕力つきそうですねー。

肉体改造への食事法

肉体を造る食事は、ズバリ ” 鶏ちゃんこ鍋 ” です。

日本でプロレスを創設したのが元相撲取りの力道山ということもあって伝統ですね。体を作るのには1番いい。肉・野菜全て入っていて、ちゃんこをご飯と食べれば完全食です。

とりわけ総合格闘技では、プロレスと違って相手の技を受ける必要がないですから身体に脂肪は要りません。受け合いはないわけですから、いかにスピーディーに相手の攻撃を除け有効打を仕掛けるかです。

追及するものが違うんですから、それに有効な肉体が必要です。要するにそこに観客の存在はないジャンルでの勝負ですから。。

さて、その内容は・・・鶏むね肉・鶏ささみ・卵の白身スクランブルを中心とした徹底的に脂肪分を抜いた高タンパク質摂取を1日3食。更に1日2回のプロテインをオレンジジュースとバナナを混ぜて飲みます。

体重を増やすためには、チーズとバナナを詰め込みます。『 基本的には高タンパク低脂肪である脂身を全て取り除いた鶏肉と野菜・きのこ類を調味料をも余り使わずに茹でただけで食す。』という徹底ぶりです。

パンクラス道場性たちの食事動画がありましたのでアップします。

まとめ

こうしたトレーニングと食事で作り上げた肉体と格闘技術のぶつかり合いは、スリリングでしたね。

外国人選手ものちにUFCで活躍する、彫刻のような肉体のケンウィン・シャムロックや驚異的な身体能力のバス・ルッテンなどが出場していて迫力ありました。

アスリートとしてのスピードとパワーを伴った肉体改造・身体能力向上には、総合格闘家のトレーニングや食事法がとても参考になるのではないでしょうか。

 

 

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