強靭な腸をつくるには!精神的にへこたれないための腸活メソッド

腸活

現代はとかくストレス社会と呼ばれています。

仕事、人間関係…あーでもない、こーでもないと気持ちが滅入ってしまうことがめじろ押しです・・・が そんな困難にもビクともしない精神を根底から作り替えていくにはどうしたらよいのでしょうか?

そこで今回はある体の部分に注目していきます。

その注目するポイントとは・・・  です。

腸?「 何で腸なの?」と思う方もいらっしゃるでしょうが、この腸こそ体に栄養素を吸収してその栄養素から体に必要な色々な有益物質( エネルギー )の元を作り供給しているからです。

そして、腸は精神の基盤である脳と自律神経をかえして密接な繋がりがあります。すなわち、腸がきれいで活発であれば脳( メンタル )も活性化するということです。

【 参考 】脳内物質は腸で作られる!メンタルと腸内細菌の密接な関係

少々のことでは へこたれない精神力を養っていくために、腸を鍛えていきましょう!

健康な体やメンタルを作っていくために、腸内環境に注目する腸活が叫ばれていますが、いったいどんなことをしていけばいいのか、腸の健康を保つため心がけていきたい要素をピックアップしていきます。

強靭な腸をつくる食生活改善法

何と言ってもまず食生活ですね。

食べたものが血肉となりエネルギー源になっていくと考えると食べるものに関しては最重要視していきたいところです。

こういった専門知識は、その分野の最高権威の言葉を参考にしていくのが1番です。

そこで、胃腸内視鏡外科医の最高権威、世界で初めて大腸内視鏡手術を行い、これまでに30万例以上の胃腸を検査してきた第一人者 新谷弘実先生の恩恵に預かります。

新谷先生の今までの膨大な臨床結果から、1つ断言できること・・・それは

『 健康な人の腸はきれいで、そうでない人は不健康である。』すなわち健康のバロメーターは腸を見ればわかる! それほど健康状態は腸に表れるのです。

その腸の状態は人相ならぬ腸相と呼んでいるそうですが、この腸相に最も影響を与えるのが

食生活生活習慣です。

食事、水、運動、ストレス、嗜好品の有無などといった習慣の積み重ねが健康状態を決定的にさせているのです。

それを裏付けるものとして、1977年アメリカで食と健康に関するレポートが発表されました。『 マクガバン・レポート 』はご存知でしょうか?

これは当時アメリカの膨れ上がった医療費を減らすために病気が増え続ける原因を追求し根本的な対策をしなければならないと発案されたレポートです。

それは「 病気になる原因 」を徹底的に調査した結果、その原因は「 間違った食生活 」にあるということでした。

よく欧米食と言いますが、代表的な肉を中心とした動物性高たんぱく、高脂肪の食事にメスを入れたのです。

なぜ動物性の肉食が腸を悪くするかというと、脂肪やコレステロールをふんだんに含み食物繊維がないからです。食物繊維がないということは便の量を減らします。

それを押し出すために過剰な蠕動運動が必要になります。過剰な蠕動運動は腸壁に圧力をかけます。

そういったことを繰り返すと「 憩室 」というポケット状の形状が出来上がり、ここに便( 宿便 )が溜まりポリープやガンの原因になるのです。

そして、動物性の肉を大量に摂ると、胃腸で分解・吸収しきれず腸内で腐敗し、硫化水素、アンモニア、メタンガスなどの毒素を作り出します。これが血液をかえして全身に廻っていくのです・・・怖いです。

日々の食生活によって体内に蓄積された「 毒素 」は、全身の細胞に蓄えられていくということです。

では、それを回避するためには どういった食物を選んで体に取り入れていけば良いのでしょうか?

根本的なものをピックアップしていきます。

主食は玄米と醗酵食品

日本食

日本人が主食としているのは白米ですよね。この「 米 」というのは稲という植物の種です。

最初はもみ殻という殻に包まれていますが、そこからもみ殻を外したものが「 玄米 」、更に果皮、種皮など「 ぬか 」と呼ばれるものを取り除いたものを「 胚芽米 」といいます。

そこから更に胚芽までも取り除いて胚乳だけになったものが白米なんですね。

胚乳は、柔らかくて甘くて美味しいですよね、

でも何を隠そうこの取り除いた「 ぬか 」と「 胚芽 」部分にこそ、ビタミン、ミネラルといったふんだんな栄養素があるのです。

もったいないですよねー‼(>_<)

せめて「 胚芽米 」くらいを食べたいものです。

そして、その横には味噌汁などの醗酵食品。酵母などの菌類や、乳酸菌などの細菌の働きによって生きた菌を腸内に届けます。

ここでの重要なポイントは、その醗酵食品の原材料が植物食かどうかというところです。

日本の伝統食である味噌、醬油や納豆も大豆を原料とする体に良い食品です。

こういった頻繫に食する味噌、醬油、塩などは防腐剤が使われていないオーガニックなものを選んでいきたいものです。

特にぬか漬けなどの漬物は、生きた乳酸菌やビタミン、カルシウムの宝庫です。

こうして見ると穀物、野菜中心の昔ながらの日本食が人間の腸内細菌を活発にしていくためにはベストだということがわかります。

タンパク質 摂取は大豆と魚から

人間に必要な栄養素の中に欠かせないのがタンパク質です。体の組織も主にタンパク質からできています。

肉や魚などのタンパク質を摂取しても、それがそのまま吸収されるわけではなく最小限のアミノ酸にまで分解してから、腸壁で吸収していきます。

タンパク質を作っているアミノ酸は約20種類、その中に人間の体内で合成できないアミノ酸が8種類あります。これを『 必須アミノ酸 』といいますが欠如すると栄養障害を起こしてしまうほど大切な栄養素です。

体内で合成できないのですから食事から摂る以外はありません。

何で摂るかが問題です。

この必須アミノ酸をすべて含んでいるのが「 動物性タンパク質 」ですが、前述したように過剰摂取は体によくありません。

では何で・・・それは植物性のタンパク質にも多くの必須アミノ酸は含まれているのです。

特に動物性タンパク質と遜色ないのが『 大豆 』です。その他にも野菜、キノコ類、果物、海藻( 海苔や昆布はアミノ酸の宝庫 )にもアミノ酸は多く含まれています。

肉の食べ過ぎに気をつけて食物繊維も豊富な植物性タンパク質を重点的に摂っていくことが肝心です。

そして動物性タンパク質を摂取するなら肉より魚からの方が遥かによいと言われています。それは それぞれがもつ「 脂肪 」の違いからくるものです。

魚の脂肪酸は「 不飽和脂肪酸 」といって善玉の脂肪酸です。とくにイワシやサバなどの青魚にはDHA( ドコサヘキサエン酸 )やEPA( エイコサペンタエン酸 )といった血液をサラサラにする良質な脂肪酸が多く含まれています。

人間より体温の高い動物( 牛や豚、鳥は38.5度~40度、鶏は41.5度 )の脂はそれより体温の低い人間の体内では固まってしまい血液の流れを悪くしてしまいます。

それに比べて人間よりずっと低い体温の魚の脂は、人間の体内では溶けてサラサラの液体になり悪玉コレステロールを下げるのです。

このように腸内環境を整えていくためには、何を選んで食べるかが非常に重要です。

体に良いもの( 腸内細菌を増やすような栄養素 )をふんだんに摂取していくことが腸内を活性化させる第一要因であることは間違いありません。

それには日本古来の和食が一番ですね。そして必要な栄養を吸収して、いらなくなったものは素早く排出する。ここ重要です。次はデトックスについてピックアップしていきます。

体を快調にするデトックス法

食べて出す!これ自然の原理ですので腐敗したものをいつまでも体内に入れている( 便秘 )は悪影響を及ぼします。

そして体内には色んな毒素が入ってきます。水銀、鉛、カドミウム、砒素など、これらは排気ガスやタバコ、汚染された海でとれた魚の他、水道水や食品添加物の中にも含まれます。

「 無農薬 」「 無添加 」の食品を選ぶのは大切ですが、毎回そのようなオーガニックな食物を手にするのは難しいですよね・・・値段も高いですし。

しかし、毒素は体外に追い出さなければいけません。

そこで毒素( 有害ミネラル )を排出してくれる「 キレート成分 」を多く含む食品を摂ることが効果的です。また有害物質と結合して無毒化するセレンや亜鉛を含む食品も効果的です。

そして排出に欠かせないのが「 食物繊維 」です。

腸壁にこびりついた老廃物や毒素を取ってくれます。ではどんな食物がこのような栄養素を豊富に含んでいるのでしょう。

【 参考までにまとめてみます。】

「 キレート成分 」…タマネギ、ニンニク、ショウガ、ブロッコリー、アスパラetc

「 セレン・亜鉛 」…ごま、ナッツ、イワシ、アサリ、ホタテ、イカ、納豆etc

「 食物繊維 」…ひじき、わかめ、昆布、レンコン、ごぼう、こんにゃくetc

 

良い水を飲む

体液の流れを良くし新陳代謝を活発にさせます。栄養や毒素も体液の流れで全身に送られることを考えると、水分補給は重要ですね。

この時、塩素や色々な有害物質が含まれているかもしれない水道水は避け、天然ミネラルウォーターか浄水器を通した還元力の高い水を飲みましょう!

1日 1.5ℓ~2ℓくらいは飲んで、要らない毒素を汗や尿で出してしまいましょう。

軽い運動と呼吸法

軽いウォーキングやストレッチで筋肉をほぐすことは、血流やリンパの流れを良くし毒素排出に効果的です。そして胃腸に直接刺激を与える運動としては、『 腹式呼吸法 』があげられます。

自律神経の支配下にあるものは自然に動いています。心臓も胃腸も意識しなくても動きその役割をはたしています。が呼吸だけは自分の意思で止めたりできますね。

この意識的にコントロールできる呼吸を使って自律神経のバランスを整え内蔵に刺激を与えるのです。

特にヨガの「 火の呼吸 」は効果抜群です。ゆっくり吐きながらお腹を引っ込めていきます。

胃腸を横隔膜の上にあげる感じでお腹と背中をくっつけるようにぺったんこにします。その状態で内臓をグルグル動かしていきます。

今度は、口を閉じて鼻だけで息を出して吸う。お腹を凸凹させながらなるべく高速でリズムよく行っていきます。お腹の中がとても気持ちよく活発になっていきます。

このような呼吸をくり返していくうちに、リラックス状態のときに活発になる「 副交感神経 」が優位になり 普段よりも沢山の酸素を供給することができ 脳の活性化にもなります。

まとめ

度量や勇気が欠けているさまを「 ケツの穴が小さい!」と言いますが、これは戦国時代から言われていた言葉です。

当時は、戦のとき用を足す時は野原ですよね…要するに野グソです。しかし、この野グソを見て敵の度量を判断したんですね。

ビショビショばかりなら「 敵はビビッている。」逆に野太いのがいくつも転がっていると・・・「 敵もあっぱれ、用心してかかれ!」となったそうな。

それほど健康状態は もちろん、メンタル的なことも腸の調子に表れてしまうということです。

ならば本家本元の腸を鍛えていこうということです。

人間の腸には数百兆の腸内細菌が生息しています。その中の良い菌( 善玉菌 )を増やすべき腸内環境を整えることこそ健康やメンタルを強化させる第一条件だと感じます。

それには、まずは食事、腸内環境に良い栄養素を選んで摂取すること、デトックス、運動、呼吸法などで腸内の良い環境を保持していくことこそパワーを生み出す根源です。

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