『 もっと速い球を投げたい!』ピッチャーをやっていれば誰しも思うことですよね。
そのためには体力・フィジカル( 身体的能力 )を上げていくことが大切ですが、ピッチングの動作って各関節を捻ったり、捻り戻したりする複雑な動作です。
だだやみくもにトレーニングをしても、球速を上げていくのに効果があるとは限りません。
ピッチングの技術習得を向上させていくためには、投げる合理的な動作に必要な筋力を鍛えていかなければなりません。目を見張るような速球を投げる為には、強化するべき動作に対して、よりスピードやパワーをつけていくためのトレーニングをやっていくことが先決です。
身体を使って『 より速く威力のある球をコントロールする 』には、どんな筋力をどのような合理的なトレーニングで鍛えていけばよいのか?
時間は有限ですので、特に野球選手になれるための時間というのは非常に短いですから(伸びるのは15歳~25歳くらいまででしょうか…)トライ&エラーは少なく、正しいトレーニング方法をやっていきましょう!
目次
理にかなったトレーニングとは
そもそもトレーニングをやる理由というのは、その競技における技術やパワーを確実に成長させていくという要素を含んだ、強度の高い運動をしていくことです。
パフォーマンスに必要な動作・強化したい動作に負荷をかけたりして、強度を高めていくのがトレーニングなわけで、必要な動作に無関係な方向で筋肉を1つ1つ鍛えていっても期待はできないのではないでしょうか。
例えば、『 毎日10キロ走って、腕力を鍛えるためにベンチブレス100回やっています!』といっても速い球を投げれるようになる効果は薄いと感じます。
なぜなら、理由は2つあります。
- ピッチングで必要な筋力は瞬発系の速筋繊維であるのに、長距離を走って遅筋繊維を増している
- 投球腕スイングでは腕は、内捻・外捻といった捻られながら筋力を発揮するが、バーベルを直線的に上げ下げして方向性の違う筋力を鍛えている。
野球のボールを速くコントロールよく投げるには、この筋力( エネルギー )が必要!という有効的なものがあります。『 この動作やトレーニングが物理的にみて本当に正しいのか?』を考えて1番有効なことをやる。
でないと… 間違っていることをいくら沢山やっても伸びていかないのでは、と思います。また物理的に間違った運動を体に加え続けると、骨とか関節、筋肉に負荷が大きくかかり故障の原因にもなりかねません。
大体パフォーマンスに直結しないトレーニングでは、結果につながりにくいですから沢山の量をこなさなければいけませんし、モチベーションも下がってきますよね。それでは疲労の回復も遅くなって壊れてしまいます。
結論を言いますと『 理にかなったトレーニングは、体に負担が少なく成果につながる。』ので量をこなせる。沢山できるからますます強くなっていけるということです。
それには やはり、ちゃんとした知識が必要です。
ピッチングで必要な筋力
『 ボールを投げるのに最大のエネルギー出力をだすには。』この内容を考えていきたいと思います。
ピッチングで必要な力を生み出すのは、フォームではなく合理的な身体動作です。そしてその身体動作は全て体の各部筋肉からの捻りで行われています。
『 強靭な捻りのパワー 』が野球技術の上達に繋がっていきますので、トレーニングでは筋肉の肥大を目的としたものではなく、体全体の捻りによって生まれたパワーをいかにバランス良く連動させ、投球腕スイングに繋げていくかがカギとなります。
各部分のポイントは、大まかに分けると3ヶ所です。
- 肩甲骨の可動域と周りの筋肉
- 体幹( 脊柱 )の可動域
- 股関節の可動域と周りの筋肉
実際のトレーニングでは、プレーで行われる合理的な動作に役に立つものでなければなりませんから、投げる動作に必要な各部に捻りを加えるトレーニングを重点的に行うことが重要になってきます。
身体の仕組みやダメージの蓄積といった、実際にトレーニングをしていく上で、わからない体の細かい部分は経験者( トップアスリートやトレーナー )に学ぶ。教わる。のが1番の近道です。
自分の今、持っている知識と感覚だけでこなしていくのは危険を伴いますから『 本当にこの動作とトレーニングが正しいのか?』分析・解明してから取り組むことで最短距離で成長していけるのではないでしょうか。
間違ったトレーニングをしてピッチャーにとってマイナスな要素を増やさないように、正しいトレーニング知識を備えておくことが必要になってきます。
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このトレーニングプログラムは、プロ野球やオリンピック選手など一流アスリートを指導するプロのコンディショニングコーチ、九州共立大学教授でもある 森部昌広氏が監修する、今までに1万本以上も売れている有名なピッチングのDVD教材です。
実際に日本プロ野球球団で取り入れられているトレーニングを、肩甲骨・脊柱・股関節に分けて約60種類のエクササイズを紹介しています。
『 なぜこのトレーニングをやるのか?』
『 ピッチングに必要となる、どういった能力・筋力を鍛えているのか?』
その理論をしっかり動画付きで解説していますので、訳も分からず言われたトレーニングをやらされるよりは、意識を向けて取り組むことができます。
3ヶ月で球速15km/hアップを目標として、誰にでもできる無理のないエクササイズ内容を紹介しています。( 一部、鉄アレイと鉄棒を使った内容がありますが、その他は器具を使いません。)
- スムーズな投球動作
- 投げるための筋力を鍛える
- トレーニングの効率性
を主眼として、理にかなったトレーニングを継続し、『 潜在的に持っている投げる能力を飛躍的に伸ばすことで誰でも球速を140km/hまで上げることができる。』ことを実証しています。
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まとめ
威力のある速い球を投げるには、どうしても強いフィジカル( 身体的能力 )が必要です。
しかし、ただやみくもに筋力を鍛えるためにウエイトトレーニングをして走り込むだけでは『 量をこなしているのに球が速くならない…』というような結末になりかねません。
『 球という物質に対して、いかに運動力学的にエネルギー出力を加えられるか 』がクリアするべき最大の問題であり、そのためにはピッチングで必要な作業ができる筋力やスピードを効率的に鍛えていくことが重要です。
こうしたプロのトレーナーが指導する理論的なプログラムは、いち早く目的地に辿り着くための地図やコンパスになり得るでしょう。ただ人間の体ですので、少しやったからといってスグには効果は表れません。
地道と言えるトレーニングを継続していくことが最低条件になります。でもやればやるほど( オーバーワークはいけませんが。)ピッチャーとしての力がついていくのですから楽しくなりませんか?(*^^)v
そうして身につけた力は、自分のイメージ通りに体を動かせるようになり、他のピッチャーを凌駕するエネルギー出力をを出せることになるでしょう!
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