投手のパフォーマンスを上げるには!ケガ防止のケアとトレーニング

ピッチャーにとって1番辛い事って何でしょう?

『 ストライクが入らなくて四球を連発してしまった… 』

『一向に 球が速くならない… 』

『 ここ1番の場面で打たれてしまった… 』

色々あると思いますが、やはり1番辛いのはケガのためにボールが投げれないことではないでしょうか。

まだ投げれるのならば、これからの対策はあります。

ピッチャーの故障で特に多いのが肩・肘の故障ですね。投げることがメインですので当然と言えば当然ですが、それほどピッチングというのは、関節や筋肉に負担がかかる作業なんですね。

才能がありながらも、肩・肘のケガで将来の芽を摘むんでしまった例は枚挙にいとまがありません。

ピッチャーとして大成していくならば、何としても故障を防がなければなりません。

そこで今回は、野球選手にとってのコンディショニングに目を向け、野球障害の予防と改善の知識を深掘りしていきます。

故障を防ぐ3つの要素

まず故障の原因というのは、間違いなく身体に過多な負担がかかることで起こります。

明らかな投げ過ぎ 物理的に無理のあるフォームでの投球が原因で関節や筋肉に支障をきたすのですから、対策としては以下の3つに絞れます。

  • 物理的に正しい投球動作
  • 高度なエネルギー出力に耐えうる筋力
  • 投球後のケア

具体的には動作(フォーム)と筋力(トレーニング)、ケアですね。これは簡単なようで知識がいることです。

正しい投球動作とは

基本は『 体に負担が少なく投げるボールに最大限のパワーを伝えられる 』動作ということになりますが、個人個人での能力や体型に違いがありますから、まずは結果にフォーカスする。

自分はどういう動作でエネルギーを加えていくと、より正確に強く大きく発揮できるか・・・レベルが高くなりやすいか。ということだけです。

投げるという運動に関してならば、運動力学的に人体構造上でポイントはあります。それは・・・

  • 上半身では、胸骨ならびに肩甲骨
  • 下半身では、股関節

『 ここを力点として、いかに可動域を広く柔軟に動かせるか。』です。

下半身から上半身へ・中心から末端へ、いかにスムーズに力を連動させることができるかが負担を少なくする投球動作といえるでしょう。

投球での筋力とは

ピッチングにかかわらず野球のプレーというのは、瞬時に力を発揮させる瞬発系の動きです。

その動作は『 筋肉や関節に捻りを加えながら伸ばす。』ことがほとんどですね。その競技のルールの中でより強いパワーやスピードを増すために必要な筋力を鍛えていくことが前提になります。

  • 瞬発系のトレーニング
  • 捻りを加えた筋力強化

がパフォーマンスを上げるための重要な要素になってきます。

体のケアとは

柔軟性を保つために 柔軟体操とストレッチ が大切です。投球前後は念入りにほぐす必要があります。

『 自分の体に神経をとがらせる。』ことでちょっとした違和感を感じることができます。

違和感というのは体が発しているサインですから、『 何か変だなぁ 』と感じたら軽い症状のうちに治療に取りかかることができるので大きな故障を防ぐことができます。自分の体に対する意識の持ち方ですね。

ピッチャーにとって圧倒的に多い故障は・・・

  • 肘では内側側副靭帯
  • 肩では肩関節に接するインナーマッスル( ローテーターカフと呼ばれる4つの筋肉群 )

投げる為に重要な部分を痛めてしまうと、治ったと思っても再発に苦しむことが多く、ケガに悩み続けるピッチャーが後を絶たないのも事実です。

これでは将来への不安は増して、モチベーションも下がってしまいますよね。

そこで対策として紹介したいのが・・・

  • 自分でできるケガ防止対策
  • ケガをしない身体作り

をメインにピッチャーが抱えることの多い、肩・肘への問題を解決に導くプログラム

投手パフォーマンスライン

MLBナショナルズ・NPLオリックスでコンディショニングトレーナーとしての実績を持つ高島誠氏( マック高島 )が監修する投球障害の予防を目的としたピッチングDVD教材です。

ピッチングでの身体的な各部分の正しい動作ケガをしないトレーニング方法に焦点を当て、前述した故障要素について、効率的かつ画期的な内容を細かく動画で解説しています。

特に世界最高峰の技術とパワーを誇るメジャーリーグでのトレーナー経験は、近代野球に適した合理的な内容になっています。またオリックスでは専属トレーナーとして山岡泰輔投手をスターダムに押し上げました。

メジャーではピッチャーのトレーニング方法が確立されています。技術、トレーニングの最先端をいくメジャーリーグの方法を自宅で実践できるのはとても効果的ですよね。

ここで少しどんな感じか動画を見てみましょう。

これはトレーニング方法の一部ですが、上の動画は150km/hのストレートと高速スライダーで活躍するオリックス山岡泰輔投手のチューブトレーニングの風景ですね。

山岡投手のような体重60kg台の体が小さいピッチャーが凄い球を投げれるのは、驚異的な技術とフィジカルの強さが必要不可欠です。

力学的なエネルギーの使い方と強い筋力を身につける正しいトレーニング方法の知識を実践したいのなら・・・

これ凄くいいですね。かなり上級者向けの内容になっています。

体の柔軟性のチェックから始まり、ポイントとなる各関節部分の動かし方、そしてピッチングに役立つ筋力強化の方法が満載です。

まとめ

野球選手にとって体は資本ですから、コンディショニングには徹底的な意識を向けることが重要です。

プレーをするのにどこか1ヶ所でも痛みがあれば、ベストパフォーマンスは難しくなりますので、日ごろから自分の肉体管理には神経を尖らせておくべきです。なぜかというと・・・

ちょっとした変化、違和感というものに敏感になれるからです。このちょっとした違和感というのが厄介で気づかなければ異変が進行していきますし『 これくらいなら大丈夫。』と高をくくって放っておくと疲労がたまりある時イッキに『 ブチッ!』とくる可能性が高まりますね。

  • 体に違和感を感じたらスグに治療に取りかかる。
  • その日の疲れは、その日のうちに養生する。

といった行動が未然に故障を防ぐ基本になりますから徹底していきたいものです。

体に負担をかけない動き、正しい動作( フォーム )が故障を少なくする。そしてピッチングに必要な正しいトレーニング方法の知識を学ぶことが大切です。

 

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