大谷翔平の愛読書は中村天風「運命を拓く」その人生哲学や思想に迫る

愛読書

日本球界最速164km/hの速球を武器に海を渡り、世界最高峰MBLの舞台で活躍する大谷選手。

現在ロサンゼルス・エンゼルスに在籍、投手と打者の『 二刀流 』という離れ業をやってのけているのは承知の通りですね。

投手としては2018年移籍のシーズンに右肘の手術があり、2020年までの3季シーズンで4勝止まりですが、打者としてはメジャー通算47本の本塁打を放っています。

今季2021年は右肘も回復、二刀流として大車輪の活躍が期待されるところです。

 

そんな日本が誇る野球界のスーパースターの大谷選手ですが、意外にも?かなりの読書家 だということはご存知でしょうか。読書マインドについては色々なメディアで報道され明らかになりましたね。

愛読書は多岐にわたるそうですが、その中に『 おっ!』と思ったのが中村天風先生の本があったことです。

今の若い世代の人で『 人生哲学 』を唱く昭和の思想家・中村天風 の名を知っている方は、どれほどいるでしょうか?

『 これはかなりの玄人派だな。』と・・・

そして他にはどんな本を好んで読んでいるのでしょうか?気になるところです。

そこで今回は、大谷選手のルーティン化しているという読書事情について迫ってみたいと思います。

読書ルーティンは恩師の影響⁉

読書がルーティン化したのは、どうやら花巻東高時代からのようですね。

恩師の佐々木洋監督のすすめ もあって読書熱が高まったと思われます。

読書によって『 野球だけに限らず、広い視野を持って色々な考え方を学ぶ 』ことはとてもプラスになることですよね。

しいてはそのような価値観が、野球のパフォーマンスにも繋がってくるのだと感じます。

そう言えば、花巻東高の先輩である菊池雄星投手( 現シアトル・マリナーズ )もかなりの読書家として有名です。

佐々木監督の教育者としての効率的な人格育成が垣間見られます。まさに名伯楽です。

どんなジャンルの本を読んでいるの?

そもそも大谷選手は、『 本棚を見られるのは心の中を見られているようで恥ずかしい。』と余り本の題名を口にしませんが、メディアでの報道で明らかになっているのは、、

『 チーズはどこへ消えた?』

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これは、2人の小人と2匹のネズミの2チームが迷路の中にあるチーズを探しに行く物語です。どちらのチームも苦心の末、チーズにありつくことができるのですが、ある日突然その膨大にあったチーズが消えてなくなってしまいます。

そこからが、それぞれ個人の考え方の違いから行動に違いが出てくるんですね。

想定外な変化にどう対応していくか・・・考えさせられる内容です。

そしてもう1冊が『 イーロン・マスクの野望 未来を変える天才経営者 』

地球を温暖化と人口増加から守るために、人類を火星に送り込む宇宙ロケットを開発しているという夢のプロジェクトを実行する経営者の本です。

やぁ~凄い本を読んでいますねー! あとアップルの創始者スティーブ・ジョブズの本も読んでいるみたいです。

やはり戦略とか志の部分で参考になるんでしょうね。

あと、やはりプロに入ってからは、トレーニングや栄養学に関する本を読んで知識を増やしている そうですよ。

 

そして私が1番気に留めていたのが、中村天風『 運命を拓く 』です。

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私の独断ですが、中村天風の本に行き着く人というのは、プレッシャーなどで精神的に追い詰められていると言いましょうか、それを克服するためのヒントを求めている深求心や問題意識の高い人たちのような気がします。

中村天風の人生哲学とは

中村天風とは、これからの人生をどのように生きていけばいいのかを迷っている人に、人生の指針となるような言葉や勇気を与えてくれる思想家です。

その思想は『 天風哲学 』と呼ばれ、神髄には『 人生は心一つの置きどころ。』で積極思考になり宇宙エネルギーとの融合が起こる。と何か難しそうですが、その教えは自らの体験に基づいた具体的な教えで、心身統一法というものにまとめあげています。

あわせて読みたい

天風先生の武勇伝や言葉、教えなどはコチラの記事を参照してみて下さい。↓↓↓

中村天風の言葉 ダメな自分から這い上るためには

明治生まれの天風先生は、日清・日露戦争を背景に軍事探偵として活躍します。その後、当時は不治の病として恐れられていた肺結核に侵されてしまいます。

この難病を克服させるために世界中の名医や哲学者を行脚しますが、そこには失望しかありませんでした。

最後に偶然にもヨガの哲人カリアッパ聖者と出会い、ヒマラヤの奥地で瞑想行に打ち込み哲理を会得したのです。

と、このような凄まじい経歴なんですが、その真実の教えは、各界の名立たる著名人が師事しました。

バルチック艦隊を撃破した海軍大将の東郷平八郎、経済界では経営神様・松下幸之助、京セラ創業者・稲盛和夫、相撲界では双葉山。女流作家の宇野千代、野球界では広岡達朗など…凄い人達の基盤は天風哲学から学んだ精神があったんですね。

本を読んでいくと、一言一言が心の内面に『 じわっ 』とくると言いましょうか、言い回しはべらんめえ調で乱暴な感じもありますが、悩んでいたことに『 喝!』を入れてくれるような気がします。

また、心身統一での呼吸法などでは、『 臍下丹田に意識を向けて肛門を閉めて 』など肉体的な部分に指摘をしているのでスポーツ選手には受け入れやすいところがあると思います。

目標設定にはマンダラートを活用

愛読書で中村天風を読んでいる大谷選手ですが、目標達成に向けてはマンダラート( マンダラチャートを活用してアイディアを発想しています。

これは花巻東高時代に作成したものです。↓↓↓

真ん中に最終的に達成したい目標を描き、その周りを8つの要素に分解して徹底して鍛えていく。

高校時代から、その目標を達成するには何が必要かを考えてやってきたのは凄いことですね。

読書と目標設定・・・夢を叶えるには必要不可欠なアイテムです。

まとめ

メジャーリーガー大谷選手は、もっと成長していきたいという向上心がありますね。

それは顔つきやインタビューの受けごたえからもわかります。色々な本を読んで勉強しているんだなと。

人は言葉を使って考えますから、より多くの言葉を知っている人、たくさんの考え方を学んでいる人の方が奥行きが出てきますよね。

中村天風先生が言うように長い人生、思いもよらないことが身に降りかかってくることがあります。

そんな想定外の出来事に対しては、気持ちが揺れ動いて的確な判断ができなくなってしまわないように自分の確固たる哲学、軸を持っていたいものです。

 

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